アクリーフ | 第4世代レチノイド軟膏

アクリーフは、ニキビ治療に使用される外用レチノイドです。

皮膚炎を起こしやすいため、最小限の刺激でニキビをコントロールできる使用量と頻度を見つけることが核心です。

1. アクリーフとは?


アクリーフは、スティーバAやトゥエンティクリーム(第1世代)、ディフェリン(第3世代)に続く第4世代のレチノイド軟膏です。

成分名はトリファロテンで、皮膚に多く分布するRAR-γ受容体と選択的に結合し、皮膚細胞の分化と炎症に関与する遺伝子作用を調節します。1,2

第4世代レチノイド成分トリファロテンを含有したアクリーフ(Aklief)0.005%クリーム・ポンプ型容器の実物製品写真。ガルデルマ社製造の医療用医薬品。

2. 皮膚炎に注意が必要です


外用レチノイドは、角質細胞間の接着を弱め、細胞間脂質にも変化を引き起こすため、皮膚バリアを一時的に弱くします。3,4

そして、炎症を引き起こすシグナルが増加し、赤み・角質・乾燥・ヒリつきが生じる可能性があります。5

3. まず内服レチノイドをおすすめします


臨床経験上、イソチノンのような内服レチノイドで毛穴の詰まりを減らしてからアクリーフを開始すると、より少ない量でもニキビがコントロールされる傾向があります。

アクリーフが毛穴の奥まで届きやすくなるためと考えられます。

経口レチノイドについては、イソチノンのページでご確認いただけます。

4. 使用方法


5. 妊娠・授乳


アクリーフはレチノイド系の薬剤であるため、妊娠中は使用できません。局所塗布時の全身吸収は非常に低いですが、それでも妊娠中の使用は禁忌です。使用中に妊娠が判明した場合は、直ちに使用を中止してください。2

授乳中も注意が必要です。 局所塗布した薬剤が母乳に移行するかどうかは確認されていません。授乳中に使用が必要な場合は、最小限の面積に短期間使用し、乳頭や乳輪部位には塗らないようにしてください。2


参考文献

よくある質問


イソチノンなしでアクリーフだけ使ってもいいですか?

可能です。ただし、臨床経験上、毛穴が詰まっている場合は、イソチノンで毛穴の詰まりを先に減らしてからアクリーフを開始する方が、より少ない量でコントロールできる場合があります。毛穴の状態を見て使用順序を決めます。

保湿剤なしでアクリーフだけ塗ってもいいですか?

推奨しません。アクリーフはごく少量(爪の半分)しか使用しないため、保湿剤と混ぜることで顔全体に均一に塗布できます。保湿剤はレチノイドによる刺激も軽減してくれるため、併用することをお勧めします。

塗ったら顔が赤くなり、皮膚炎が再発しました。

使用量と頻度を減らすか、必要に応じて完全に中止してください。皮膚の状態が安定した後、より少ない量で再試行することができます。

昼間に塗ってもいいですか?

アクリーフは夜に塗布します。使用中は日光に対してより敏感になる可能性があるため、不必要な日光への露出を減らし、日焼け止めを使用してください。

長く塗ると皮膚バリアはさらに良くなりますか?

使用初期に生じていた刺激が減ることはありますが、これを皮膚バリアがさらに良くなったと見るのは難しいです。バリア改善のために使用量や頻度を増やさず、ニキビがコントロールされる最小使用量と頻度を維持します。